昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2018/06/15

眞子さまのお幸せそうなご様子と、美智子さまのご懸念

 標高3000メートルを超える断崖絶壁に建つ「タクツァン寺院」を目指して登山をされたときは、笑顔で手を振って登り始められ、通常約3時間はかかるという登山道を、颯爽とご自分の足で進まれたという。白いオーバーサイズのシャツにブラックのパンツ、登山ブランド「キャラバン」のピンクのトレッキングシューズをお履きになっていた。ブータンの新緑の美しさとあいまって、眞子さまが新生活に向けて希望を抱かれているご様子が伝わってくるようだった。

2017年6月6日、タクツァン寺院へ向けて登山を開始される眞子さま ©時事通信社

 しかしながら、眞子さまのお幸せそうなご様子とは裏腹に、小室圭さんの母・佳代さんと元婚約者男性との借金トラブルが報じられる以前より、折にふれて公表される美智子さまのお言葉からは、眞子さまのご婚約について、とても慎重に見守られているように私は拝察していた。昨年10月の誕生日に際して公開された文書回答では、宮内記者会からの「9月には眞子さまのご婚約が内定しました。この1年を振り返って感じられたことをお聞かせください」という質問に対して、「身内では9月に、初孫としてその成長を大切に見守ってきた秋篠宮家の長女眞子と小室圭さんとの婚約が内定し、その発表後程なく、妹の佳子が留学先のリーズ大学に発っていきました」と述べられたのみだった。

小室圭さんのことを「お相手の方」と記したある文章

 さらに、今年5月25日に宮内庁がホームページに掲載した「眞子内親王殿下に関する最近の週刊誌報道について」の中で、「皇后さまは、これまでもご家族のどなたかが苦しい状況におありの時は必ず、それは家族全体の苦しみだからと言われ、心配しつつ見守ってこられました。この度、早くより、眞子さまや秋篠宮両殿下、お相手の方に静かに考える環境を与えることを最重要と判断され、沈黙に徹してこられた両陛下のお考えが無にされたことは余りにも残念であり、宮内庁として、この問題に関するこれまでの両陛下のお考えとご対応をお伝えすることに致します」との見解が示された。眞子さまが「苦しい状況」におありであることを暗示し、小室圭さんのことを「お相手の方」と表現したこの文章は、美智子さまのご懸念の深さを物語っているように思う。

映画「羊と鋼の森」を鑑賞された天皇皇后両陛下 ©JMPA

 眞子さまのご結婚延期問題は、今後どのような展開を見せるのだろうか。佳子さまが日本へお戻りになり、まだしばらくは眞子さまとそろって、皇室をお支えになるご姉妹の溌剌としたお姿を拝見できることを、待ち望んでいる国民は多いだろう。

この記事の写真(6枚)