――なんと、ホストにレクチャー。実際、褒めますおじさん流の褒めコツは何ですか?

褒めますおじさん 僕は必ず、最後に「出会えて僕もハッピーな気持ちになりました」みたいな自分の感想を言うようにしています。それも“褒め”のうちかなと思って。あなたがいることによって、周りの人も楽しい、幸せな気持ちになれるんだよっていうのを言ってあげたいんです。

「褒めますおじさん」に会いにくる外国人観光客も

――そんな「褒めますおじさん」の存在がSNSで話題になり、最近は海外の人も増えているとか。

ADVERTISEMENT

褒めますおじさん 誰かが中国語の翻訳字幕をつけて投稿してくれたことがきっかけで、中国とか台湾、香港あたりの方が多いです。みんな動画を撮って翻訳してくれるので、僕は日本語で一生懸命褒めるだけ。

 台湾のテレビ、香港のネットニュース、イタリアとロンドンの新聞にも取り上げてもらって、勝手にワールドワイドになっていってます(笑)。

外国からもお客が訪れるという ©細田忠/文藝春秋

――SNSでの話題は、自分から広めようとしたわけではなく?

褒めますおじさん 全然狙っていたわけじゃないんです。僕はもともとSNSは全くやっていなかったのですが、TikTokで僕が映っている動画が投稿されているのを知って、ならばどんどん撮影して、みんなに広めてもらった方が楽だなと思って。だから撮影も投稿も自由です。さすがに海外までは想定外でしたけどね。

――褒めるようになってから、何か発見したことはありましたか。