「爆乳好き」のリリー・フランキーに褒められた
――グラビアに造詣が深いリリー・フランキーさんにも褒められていましたよね。
ももせ リリーさんはデビューしてすぐぐらいに週刊プレイボーイさんの対談でご一緒させていただきました。リリーさんはみんなが知っている爆乳好きなんですけど、対談が終わった後にリリーさんから「すいません。写真撮ってもらっていいですか?」「サインもください」と言っていただいて。
帰る時には、私がエレベーターに向かうところまでお見送りしてくれて「歩いているところを見るだけでいい」って話していただいて(笑)。嬉しかったですね。
――多くのグラビアアイドルを取材してますが、グラビアって「コンプレックスの肯定」なんですよね。
ももせ 本当にそうなんですよね。性格も180度くらい変わりました。それまでは、どうしてもマイナス思考だったんですけど。今はもう「あの時の自分は何?」と思うくらい楽天的。すごくポジティブです。
――人は必要とされる、褒められることが自己肯定感につながっていきます。
自信につながったマツコ・デラックスの言葉
ももせ 褒められることは本当に大事だと思います。他の仕事で言えば「私が必要とされる」というよりは「この仕事ができる私」というイメージだったんですけど、グラビアでは「ももせもも」としてニーズがある。それはすごい嬉しくて。
グラビアの仕事を始めてだんだん明るくはなっていったんですけど、2~3年前から名指しで仕事をもらい出したことが一番自信につながってきました。「アウト×デラックス」(フジテレビ系)への出演もそうです。
――2021年に「アウト×デラックス」に出演した際のマツコ・デラックスさんの言葉も大きかったそうですね。
ももせ グラビアを始めた頃に色々と言われるんだろうなと覚悟はしていたんですけれど、私の体型についてネットで「病気」「奇形」と自分が想定していたよりも、さらに踏み込んだきつい言葉がたくさんあって。それに涙している時もありました。
でも「アウト×デラックス」でマツコさんに「いやらしいというよりも神秘的だし神々しい。もっと自信を持った方がいい。堂々としたらいいと思う」「性格もお上品な感じだし、それとその体型がすごい面白いから」と言ってもらえて。それですごい自信につながりました。
それにマツコさんの影響力ってすごく大きくて。マツコさんが言ってくれてから「病気」「奇形」と言われることがほぼなくなって。それに女性のファンもついてくれました。
