胸囲129センチMカップのタレントとしてグラビアを中心に活躍するももせももさん。もともと保育士として働いていた彼女をグラビアの世界へ進むよう後押ししたのはタレント・MEGUMIのひと言だった。そして、デビュー直後の彼女の悩みを解消したマツコ・デラックスの言葉、今後の夢とは?(全3回の3回目/最初から読む)

グラビアアイドル、タレントのももせももさん ©釜谷洋史/文藝春秋

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「セクシー美女にはなれない」グラビアのスカウトに3年悩んだ

――ももせさんはグラビアアイドルをやる前は保育士だったそうですね。

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ももせももさん(以下、ももせ) もともと小さい頃から子供が好きで、高校も福祉科のある学校に通いました。保育士の仕事はすごく楽しかったですね。子供が好きでしたし、お母さんたちもすごい明るい方が多くて。「先生の胸すごいな」と言われたりはしていたんですけど、全然嫌な感じではなく、笑いに変えてくれて。すごく良い職場でした。

――その後に26歳でグラビアアイドルに転身しますけれど、そもそもスカウトはよくあったんですか?

デビュー後に出したファーストDVD「ももぱい」(2019、スパイスビジュアル)

ももせ 高校を卒業してからはよくスカウトに会うようになったんですけど、グラビアではなくてアダルトビデオのスカウトでした。グラビアのスカウトは今の事務所の社長が初めてです。22歳の時でした。

――じゃあ実際のデビューまではかなり時間がかかっているんですね。

ももせ スカウトされてから3年間は悩みました。私が世の中に受け入れられるかどうか心配があって。もともとグラビアアイドルの活躍も見ていたんですが、私が好きだったMEGUMIさん、小池栄子さん、根本はるみさんたちと私ではちょっとかけ離れすぎているので。「私はセクシー美女にはなれない」と思ってました。ニッチな層がいるなんて当時はわかってなかったので。

 万人受けとはほど遠い私がグラビアデビューしても、肯定の声よりも否定的な声の方が勝ってしまって、自分の性格が今よりもネガティブになったら嫌だなとも考えました。

 保育士の仕事はすごく楽しい、平和にお仕事もできている。高校時代から付き合っていた彼とはこのままなら結婚できる。順風満帆な人生だった分、すごく悩みました。