参時 僕が苦しんでいた頃を知っている友達に会うと、「楽しそうにやっているようで安心した」とよく言われます。この仕事を始めたときも全員に報告しました。応援や励ましの反応ばかりでしたし、みんな僕の仕事内容に興味津々でした(笑)。
――なかなか勇気のいることだと思います。
参時 30代後半からはもう別の人生です。自分の心を開くことができるようになったし、そんな僕を好きだ、素敵だと思ってくれる人も増えました。
――ご両親にセラピストになったことは話されましたか?
参時 売上が立って、初めて報告しました。父親からは「体だけは大切にしろよ」と、母親からは「顔が出る仕事はしないでね」と言われましたが、罪を犯しているわけではないので、こうして出ています(笑)。
僕はきっと、好きなことができずに死んでしまった伯父の魂の一部を引き継いでいるんだと思います。彼が生きられなかった人生をやり直しているのかもしれない。僕が自由に生きることが、伯父の霊を慰めることになる、そういう側面もあると思うんですよね。
これからの野望は…
――これからもセラピストを続けますか?
参時 はい。自分の天職だと思います。ほかのセラピストと違って、僕は夜職や同業他職での経験がまったくない未経験からのスタートでした。一条さんはじめ、お店のスタッフにゼロから育ててもらって、今では講師や店長の仕事も任せてもらえるようになりました。
僕みたいな30~40代の男性が、若い男性にはない経験値と安心感で女性をエスコートするのが「3040」の存在価値ですし、僕たちにはそれができると自負しています。こうした大人の色気で、多くの女性に素敵な時間を過ごしていただきたい。
そして、女性が性の解放を自由にできる世の中にします。女性に幸せになり笑ってもらって、その女性の近くにいる人にも幸せになってもらう。僕は皆に笑ってもらいたいんです。
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