ディズニープリンセスのコスプレで話題の食用かぐやさん。自身の中学時代の卒業アルバムとコスプレ写真を並列し、「努力型のプリンセス」としてSNSで発信、メディアにも取り上げられた。
そんなディズニープリンセスとコスプレ好きの食用かぐやさんに、コスプレのきっかけからプリンセスの魅力、そして“努力”の裏話を聞いた。(全2回の2回目/最初から読む)
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家探しの基準はプリンセスのドレスが入るかどうか
――プリンセスのコスプレ写真をSNSでアップされていますが、ドレスは何着くらいお持ちですか。
食用かぐやさん(以降、かぐや) オーロラ姫が9着、シンデレラが2着、ベルが5着で……たぶん16~17着ですかね。数えるともうちょっとあるかもしれないんですけど、数えるのが怖い(笑)。これでもだいぶ手放したほうなんですけど。
――ドレスをしまうのはかなり大変では。
かぐや そうなんですよ。だから引き出しがないような、丈の長い洋服がかけられる大きいクローゼットのある部屋を探して借りてます。家探しの基準は、ドレスが入るかどうか。もはや私服は隅に追いやられてますけど、ドレスの方が大事です(笑)。
実家にいる時はトルソーに着せたりしてしわ防止もできたんですが、ひとり暮らしの部屋だとそうもいかないので大変です。
熱に弱くアイロンNGのシンデレラのドレス
――ドレスって、しわが出来てしまうんですね。
かぐや アイロンもかけるんですけど、私のシンデレラのドレスは熱に弱い素材なので、アイロンを通すと溶けてしまう可能性があって。しわはある程度仕方ないので、洗濯だけはしっかりするようにはしています。
――家でドレスを洗濯する?
かぐや します。リセッシュだけとか、クリーニングにお任せの子もいるんですけど、私は雑なので、ネットに入れてポンって洗濯機に入れちゃってます。
――ドレスが干されている光景って、なかなか見ないですね。
かぐや ご近所の人にどう思われてるんですかね(笑)。
そう考えると、ボリュームがあるので着るのも大変なんですけど、保管と管理が一番大変かもしれないです。それこそ仮装ができるディズニー・ハロウィーンは1年に1回なので、その間きれいに保管するとなると、他の人はどうやってるんだろうって思います。
――ドレスは全部手作りなんですか?
かぐや 基本的には買ってます。私はウィッグを作るのが得意なんですけど、裁縫上手な子がいるので、その子がドレスを作ってくれて、私がウィッグを作ってあげるっていうバーターもしてます。