中学時代のビフォア写真をアップしたワケ

――SNSでは、「自分はちっともプリンセスではない」といったことを書かれていました。その真意は。

かぐや プリンセスのコスプレ写真をSNSにアップすると、「私もなりたいけど自分には無理」みたいなコンプレックスを話してくれる子がいて。そんな悩みを話してくれる人に対して、自分が封印していた中学時代のことや普段の自分を隠してるのって、ちょっと誠意がない感じがしたんですよね。

――それで、中学時代のビフォア写真もアップした?

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かぐや 「私でもここまでできたから大丈夫」と、誰かの背中を押してあげられたらいいなって。あとはもちろん、自分の心を楽にするという意味でも投稿したんですけど、想像以上に反応があって驚きました。

 私はずっと過去を隠して生きてきたし、今だって憧れられるような生活をしているわけでもなく、普段はメイクも取らずに寝ちゃうこともある普通の会社員で。でも、ただただ周りの皆が、全然プリンセスではない私をプリンセスとして扱ってくれて、手を振ってくれたり声かけてくれたりすることで、自分はプリンセスになれているんです。

――プリンセスのコスプレをする時は振る舞いにも気をつけるということでしたが、私生活にも影響していますか。

かぐや それはありますね。プリンセスの仮装をはじめてから、「この所作ってきれいじゃないよな」とか、「こうやればきっともっとよくなる」って考えるようになりました。

 今は普段でも猫背にならないようにしていますし、所作って指先に出るので、指先の動きはすごく気をつけてます。

 

「プリンセスだったら」と考えて人に接するように

――精神面でも、プリンセスに近づいているような気がしますか。

かぐや 本当のプリンセスはもっときっと優雅なはずですけど(笑)。ただ、好きで長年追ってきたからこそ、「プリンセスだったら今の場面はこうするよな」って考えて人に接するようになりました。芯の強さを持つのがプリンセスだと思うので、私も信念を持って行動しようって思うんです。

――お名前には「かぐや」が入っていますが、かぐや姫にもチャレンジする?

かぐや ディズニーがかぐや姫でアニメを作ってくれたらいいなって(笑)。いつか創作で和風のお姫様にもチャレンジしたいですね。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。