「誰かと同じ」であることを、カスタムカーオーナーたちは全身全霊で拒絶する。そのコダワリの原点には、一体どんな秘密があるのか?
今回は、家族でハイエースのカスタムを楽しむ「ちぃ」さんをご紹介。
◆◆◆
利便性とは異なる「ファミリーカー」のあり方
子どもが3人いるので、もともとは普通のヴォクシーに乗っていたんですよね。車弄りにもそこまで興味はなかったのですが、3年ほど前に夫がハイエースを買いたいと言い出したんですよ。
まぁ、十分ファミリーカーとして使える車ですし、とくに反対することもなく乗り替えて。それからハイエース関連のイベントが色々と開かれていることを知り、「面白そうだな」と家族で参加するようになったんです。
最初は見るだけだったんですけど、色んな弄り方を見たり、出展している人たちの話を聞いたりするうちに、「自分たちも何かしてみたい」と思うようになって。少しずつ夫婦で相談しながら、手を加えるようになりました。
ハイエースを普段運転するのは主に私ですけど、カスタムの中身は夫から「これどう?」と提案されることが多いかな。基本的にはオッケーするようにしていますよ。ちょっとセンスに合わなかったり、お金の面で難しかったりすれば断ることもありますけど……。
でも、夫も「見るセンスは私のほうがある」と言ってくれていますし、そこで揉めたりすることはないですね。いいバランスでやれていると思います。
子どもは今7歳、4歳、3歳で、イベントのときはみんな一緒ですね。ハイエース乗りは家族連れが多いので、いつも大きなファミリーみたいな雰囲気で。年齢も仕事もバラバラだけど、みんなでワイワイ盛り上がれて、とても居心地がいいんですよね。
子どもたちはみんな、ハイエースのことを気に入ってくれているんです。ただ、小学生の長女が今ハマっているのはTikTokですね。学校で流行っている動画を見て踊ったり。
下の2人は男の子だからか、車が大好きですね。イベント中も大興奮ですし、これからどんどん詳しくなっていくんだろうなって。
自分たちの車に愛着を抱いてくれるのはもちろん嬉しいですけど、もし将来子どもたちが別のものに興味を持ったとしても、寂しいとは思わないかな。最終的には自分で好きなものを見つけて、そこで熱中できればいいと思いますね。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。





