『週刊文春』2025年4月17日号で、巻頭カラーグラビア「原色美女図鑑」に8度目の登場を果たした比嘉愛未。今年3月24日に芸能事務所「コンテンツ・スリー」に所属すると発表し、大きな“変化”へと踏み出した。20年にわたる芸能生活で、彼女がようやく見つけた“自分らしさ”とは?「誰にも媚びたくないし、気張りたくない」と言い切る、しなやかな姿勢について聞いた。 (全3回の3回目/最初から読む)

©黄瀬麻以

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大切にしている「自分らしさ」とは

——『フォレスト』最終話のモノローグで、楓は「自分の心には、もう、嘘はつかない」と語ります。きっと比嘉さんご自身もそれがブレないポリシーなんでしょうね。

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比嘉 はい、すごく。それはもう昔から変えられないですね。多少の無理はしていたとしても、嘘は絶対についてない。そうすれば何があっても折れない。

『フォレスト』の一話で、(楓の母)鈴子が「オオカミが来た」と嘘をついた少年の話をしますよね。「嘘は一度でもつくとね、もう、他の誰のことも信用できなくなってしまう。それが嘘をついたことの一番の不幸であり、罰なのよ」というあの言葉ってすごく深くて……。やっぱりやってしまったことって自分自身に一番返ってくるので。

 大切なのは、時にプライドをかなぐり捨ててでも周りの人に真っ直ぐ向き合うこと。そのおかげでできた仲間たちや家族の存在が、今の私にとって、とても大事な基盤となっています。

——インスタでも常に周りのご縁に感謝されていますよね。

比嘉 それしかないですもん。人との出会いが、一人では起こせない改革をもたらしてくれる。それがたとえ悲しいことだったとしても、反面教師にしたり自分自身を向上させるための勉強だと思ったり。結果、やっぱり感謝だなっていつも思いますね。

比嘉愛未Instagram(@higa_manami)より

——これから様々な挑戦、変化をされていくなかで、「これだけは変わらない」と断言できることはありますか?

比嘉 「自分らしく」という精神はきっと揺るがないです。「私はこうだから」と頑固になるのではなくて、あくまでも柔軟に、だけど道を選び取る時はけっして自分に嘘をつかない。そうすれば、まず後悔しないですし、絶対的な自信にもなる。だからチャレンジすることを楽しめるのかも。