自分がコンプレックスに思っていることを突かれるからこそ…

 また、長男が宿題をやらないことに関しても、「私が仕事をしていて宿題をみてあげられる時間がないから宿題をしないのだ。宿題もできないで勉強ができるようになるわけがない。もうダメだ」と思っているからイライラする、ということが言語化できました。宿題をしないことに対してイライラしていたのではなく、実は、「自分が働いていることへの罪悪感」だったのです。

 それがわかるようになると、「私が働いていることは子どもたちに背中を見せるためにもとても重要だし、それと宿題をしないことは何も関係がない。息子が宿題をしたがらないのは完全に個性であって、宿題をしないくらいでガミガミ言ってイライラ過ごすのはもったいない」と思えるようになり、たとえ宿題をしなくても全くイライラしませんし、最近は「テストのために勉強しよう!」と自ら勉強しようとする時もあり、とっても頼もしくなったなと思うこともあります。

笑顔の母親と子ども(イメージ)

 このように、人はすべて自分の写し鏡で、自分がコンプレックスに思っていることを突かれるからこそイライラしているのです。そして、自分が全くイライラしていない、むしろルンルン気分のタイミングであれば、普段だとイライラするようなことがイライラしなかったりしますよね?

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 つまり、イライラの原因は根本から解消でき、そして、なるべくお母さん自身が超ハッピーな状態を維持していられたら、子どもにイライラすることが減らせる、ということです。

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