「空港に着いたときに、迎えに来た母が私の変わりようにすごく驚いていました。最初は気づかれなかったんですよ」

 現在はダイエットや美容情報を発信するインフルエンサーとして活躍するなこさん(25)。実は高校時代の留学先で、「激太り」した過去を持つ。出国前45キロだった体重が、帰国時には70キロにまで増加。いったい何が彼女をそこまで太らせたのか。

海外留学に行く前の痩せていた頃のなこさん。いったい彼女に何が?(写真:本人提供)

アメリカの食文化に魅了され、25キロ激増

 留学先のアメリカで「食べなきゃ仲良くなれないんだ」と気づいたなこさんは、ある日初めてラーメンバーガーを口にした。「それを一口食べたら、すごくおいしくて」と、その時の衝撃を語る。これをきっかけに、食を通じて異国の友人たちと打ち解けていく。

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留学生時代のなこさん(写真:本人提供)

 なこさんが特に夢中になったのは、アメリカのポテトチップス。「一番好きだったのはLay’sのポテトチップスのソルトアンドビネガー味です。それが、すっごいおいしくて」と、当時を振り返る。日本では見かけない巨大な「ファミリーサイズ」の袋を、一人で余裕で食べ切ってしまうほどだった。

 帰国後、空港で迎えの母親に気づかれないほど体型が変わっていたなこさん。友人からも「留学生かと思った」と言われる始末だった。しかし、当時はまだダイエットを決意するには至らなかったという。

その後、ダイエット・自己改革に大成功したなこさん。現在はインフルエンサー兼モデルとして活躍している ©橋本篤/文藝春秋

 なこさんの留学体験は、食文化の違いや、人間関係構築における食事の重要性を浮き彫りにする。アメリカの豊かな食生活に魅了された彼女の姿は、私たちに「食」の持つ力を再認識させてくれる。

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