約40年ぶりのトップ対談

 実は、両社のトップ同士の対談が活字になるのは、約40年ぶりとのこと。

 堀江氏が語る。

「1982年に出版された『私鉄経営に学ぶ』(交通協力会)で、高木文雄国鉄総裁と東急社長の五島昇が鉄道事業と不動産開発のありかたを議論して以来だと思います」

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 喜㔟氏は前日までに『私鉄経営に学ぶ』を2回、読んで今回の対談にのぞんだという。

「対談というよりは、東急さんに学ぶ企画ですね。国鉄は、国営であるがゆえに、組織が硬直化し、巨額の赤字も抱えていました。収益力を高めるための、ビジネスモデルを教えてもらっている」

「渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト」の外観イメージ(Image by Mir, Copyright Snøhetta and NIKKEN SEKKEI LTD 提供・東急)

「文藝春秋」6月号(5月10日発売)及び「文藝春秋PLUS」(5月9日公開)に掲載された対談「これからの東京改造計画を話そう」では、共同開発を手掛けた渋谷スクランブルスクエアの第2期工事の展望や、羽田空港や成田空港へのアクセス向上策に加え、今後、人口集中が進むとみられる東京でイノベーションを起こすためのアイデアなども語られている。

文藝春秋

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これからの東京改造計画を話そう