「全部なくせるなら、なくしたい」タトゥーを消したと思うようになったワケ
――タトゥーを彫ったことで実際に生じたデメリットには、どんなものが。
ちゅきめろでぃ まず、ファンの受けは悪かったですね。昔からファンでいてくれた方たちは「あ、そうなんだ」って反応でしたけど、後々になって「正直、タトゥーを入れたときはショックだった」とおっしゃる方もいて。「ショック」という言葉を使う方が多くて、申し訳ない気持ちになりましたね。
――自身を「商品」と考えていても、誰かに身体についてどうこう言われるのはカチンときませんか?
ちゅきめろでぃ タトゥーを入れるとき、自暴自棄ながらも申し訳なさみたいなのがどこかにあったんですよね。「みんなの気持ちを顧みず、私は自分がしたいことをしちゃってごめん」みたいな。
――化学式のタトゥー、非常に薄くなっていませんか。
ちゅきめろでぃ 消してます。いまは、なるべく消したいなと。全部なくせるなら、なくしたいぐらいで。
「モテなくなった」「ナンパすらされない」タトゥーを入れて実感したデメリット
――ファンの反応が気になって消している?
ちゅきめろでぃ それもありますし、当時はこうして文春さんの取材を受けたり、雑誌のグラビアに載るなんて、考えられなかったんですよ。「どんなに頑張っても、そういう舞台に上がれる人種ではない」っていう劣等感にまみれまくってたので。
でも、頑張ったら当時の自分では想像できない場所にたどり着くことができたんですよね。ここまでこれたんだから、タトゥーはないほうがいろいろとスムーズになるし、まわりにも迷惑をかけないだろうし。
「大きい撮影会に出たい」と言ってたら、「あの子、タトゥーあるんでしょ。そもそもプールは、タトゥーがNGだから」って。やっぱり「そうですね」としか言いようがないですもんね。
――「タトゥーが入っているから彼氏ができない」的なことを動画で話していましたけど。
ちゅきめろでぃ モテなくなった自覚はありますね。ナンパすらもされない、みたいな。アイドル時代は、ふわふわ系というか、うさぎ系というか、かわいい感じで髪も長くして巻いてたりしてたんですよ。それもあって、その頃は街とかでも声をかけられたりしてたんですけど、タトゥー入れてからはさっぱり途絶えて。
ゲーム実況者で集まって飲んだりしても、男性陣が女として見ていないのが明らかなんですよ。私に矢印が一本も向かないというか。
――モテなくなったのは、同棲しているマネージャーのまねたさんとの仲を勘繰っているのでは? ふたりの仲睦まじい姿が動画でも紹介されていますし。
ちゅきめろでぃ ほんとにマネージャーとは同棲しているだけなんですけどね。動画でもカップルじゃないと説明しているんですけど、なかなか信じてもらえない。
撮影=志水隆/文藝春秋
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