立憲民主党の水野素子参院議員(55)が、昨年末に開催した政治資金パーティーの案内状に、本人サイドに無断で同党の野田佳彦代表(67)が出席する旨の記載をしていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。野田氏は「水野事務所に適切ではない旨の指摘をした」としている。
175センチの長身で元ミスユニバース関東代表
水野氏は1970年富山県生まれ。東京大学法学部を卒業後、旧・宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構〔JAXA〕)に就職。その後、2度の落選を経て、2022年7月の参院選で神奈川選挙区(改選数4+非改選の欠員補充1)から初当選を果たした。欠員補充としての当選だったため、今夏の参院選で改選を迎える。
公式HPによれば、175センチの長身で元ミスユニバース関東代表。2児のシングルマザーだ。自らのキャッチコピーは、JAXA勤務の経歴を生かした“宇宙かあさん”。ブルースーツを着用したポスターなども度々掲載している。
自伝本イベントに〈特別ゲスト〉として野田代表の名前を記載
そんな水野氏が野田氏を招こうとしたのは、「自伝本『世直し宇宙かあさん』出版記念集会」だった。「週刊文春」は、集会の案内状を入手。〈多くの皆様のお力添えで国政に送り出していただき、2年余が経ち、来夏には改選を迎えるにあたり、これまでの活動と政治にかける熱い想いを1冊の本にまとめました〉などと記している。
具体的な時間や場所は、〈日時:令和6年12月20日(金)〉〈会場:新横浜プリンスホテル4階『桜川』〉〈会費:10,000円〉。さらに、〈特別ゲスト〉として〈立憲民主党代表 野田佳彦 先生〉と明記し、野田氏の顔写真もプリントしていた。
立憲関係者が証言する。