Tバック接待、研究室W不倫、医師同士の法廷闘争……“白い巨塔”を舞台にした数々のドロ沼トラブル。「医師の不祥事」は、誰もが知る大学病院で起きています。週刊文春のスクープ記事で一挙に振り返りましょう。
「ロボット手術に固執」「手術室から出て行った」「手術中に股間を鉗子で…」東京医科大と“名物女医”の危険な法廷闘争
〈うまくできずに(手術を)そのまま続行して、わからないうちに患者さんの尿管と膀胱をズタズタに切断してしまって〉
〈(別の医師に)『あんたやって』という感じで、勝手に手術室から出て行ったこともありました〉
〈生命への畏敬の念が一切感じられません〉
目を疑う言葉が並ぶのは、東京地裁で係争中のある民事裁判の陳述書だ。
東大皮膚科カリスマ教授が求めた1500万円“違法エロ接待”「昼からソープを何度も…」《共同研究者が実名告発》
日本最高位の研究・教育機関である東京大学。象牙の塔に棲む医学部教授には、裏の顔があった。男が「産学連携」を楯に求め続けたのは高級な食事、銀座のホステス、そして――共同研究者が覚悟を決め、実名で告発する。
東大皮膚科カリスマ教授の「Tバック接待」写真と「1000万恐喝」音声〈共同研究者が提訴へ〉
「『殺す』とか『お前消す』とか……」
「あれ録音とかされていたら、絶対やばいですよ」
「お金持ってこいって言って、殺すとか言っちゃったら恐喝罪ですよね」
「そうですね」
「他人に言ったことあるんですか?」
「ありますよ」
驚きを隠せない様子で話す男性に、もう1人の男性が淡々と応じる。この音声データが意味するのは――。
【証拠入手】東大ソープ高額接待「恐喝」認める音声「殺すって言ったでしょう」「録音されていたら絶対やばい」
昨年夏、佐藤教授は民間研究者に対して別途「1000万円以上」を「持ってこい!」と要求。「殺すぞ!」などと脅したという。
音声はその後、東大側の吉崎歩特任准教授が、恐喝の事実を認めるものだ。「録音されていたらやばい」と心配そうに漏らす様子から、事態の深刻さがわかる――。
「大好きだよ」「エロかった」東京医科歯科大・若手スター教授が助教と“研究室W不倫”で懲戒処分の顛末《資料入手》
「本学職員が本学敷地内にて、複数回にわたり、不貞行為を行った事案が発覚しました」
5月20日、学内サイトでひそかにそう伝えたのは、東京医科歯科大学だ。
