「夫はどう考えても病気です。そうとしか思えません」

 ふたりの努力の甲斐もあり、B子さん夫婦の関係は表面的には改善し、事件から3年ほど経った頃、彼女は再び妊娠しました。「これで新しい生活をスタートできる」と希望を抱いたB子さんでしたが、その希望はあえなく打ち砕かれてしまいました。

 出産を間近に控えたある日、彼女の携帯には、再び見覚えのない電話番号から着信がありました。なんと夫は、再び盗撮の容疑で逮捕されたのです。

 失意のどん底に落とされたB子さんは、やがて夫が一度目の逮捕後も盗撮を繰り返していたことを知りました。夫の二度目の逮捕後、B子さんは家族会で「夫はどう考えても病気です。医療従事者である私から見てもそうとしか思えません。そしてこの問題を抱えながら、これからも生きていく人です。私もそれを理解したうえで生きていきます」としっかりとした口調で宣言しましたが、その後、再び家族会に姿を見せることはありませんでした。

次の記事に続く 《「性犯罪者の家族」の現実》“自慢の息子”が女子高生の着替えを盗撮→逮捕…「高校生の悪ふざけ」から始まった家族崩壊の衝撃リアル

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