「オオタニはMLB史上最高の二刀流選手だ。早く彼が投げるのを見たい。先発投手の負傷が続いているドジャースにとっては、彼は大きな戦力になるはずだ」
「オオタニは戦士だ。コービー・ブライアントのようだ。二刀流だって何だってやれる」
「投球は最初は上手く行かないかもしれないが、少しずつ良くなると思う。オオタニはまだ唯一得られていないサイ・ヤング賞が欲しいはずだから、それが彼を動かす原動力になると思う」
「オオタニはクローザーとして2~3イニング投げるのがいいと思う。二刀流とは言ってもリハビリ後なので、7~8イニングを投げるのは彼にとっては負担が大きいんじゃないかな。打つ方に集中した方がいいと思う。でも、彼はオオタニ。なんでも自分の好きなようにやれるだろう」
大谷翔平、二刀流復活へ
大谷翔平選手の二刀流復活の日へのカウント・ダウンが始まったアメリカ。
6月4日、ドジャースタジアムで行われた対ニューヨーク・メッツ戦を観戦に来た人たちからは、二刀流復活に対する期待の声が聞かれた。
2023年9月の肘の手術、そして昨年11月の肩の手術後、数ヶ月のリハビリを行っていた大谷選手は、スプリング・トレーニング中に4回のブルペン投球を行った後、開幕戦に向けて休養していたが、3月29日にブルペン投球を再開。
5月25日に行われた対ニューヨーク・メッツ戦前の実戦形式の投球練習では、打者5人に22球を投げ込む。実戦での投球に向けた最初の兆候となった。大谷選手は、この投球練習で、主に直球、カッター、シンカーを投げ、スイーパーを2つとスプリットも投げ込んだ。直球の球速は時速94~97マイル(約151~156キロ)。
「しばらく投げていなかったので、ピッチャーになったような気分になれて良かった。ピッチャーとしてたくさんの良い思い出がある頃を思い出した」
と述べた大谷選手。“良い思い出”に言及したことには、大谷選手のポジティブなマインドが感じられる。同氏が活用している「マンダラチャート」の中の“運”の項目の中にも「ポジティブ思考」というファクターが書かれている。成功するには、ポジティブな自分をイメージングすること、ビジュアライズ(視覚化)することが重要だと言われているが、大谷選手はどんな良い思い出をビジュアライズしていたのだろう。