「数年投げ、二刀流を辞めたら…」あるコラムニストの予測

 USA Today紙のMLBコラムニストのボブ・ナイチンゲール記者は、ドジャース専門メディア「ドジャース・ネイション」で、大谷選手はあと数年しか投げないかもしれないと予測、大谷選手が二刀流を辞めた後のことについて言及している。

「(オオタニが)来年以降どうなるかの方が気になる。彼は2026年に再びローテーションに入ると思う。彼は打者としてプレーするのが好きなんだと思う。だから、数年後に彼が投げるのをあきらめたら、どうなるのか興味深い。外野手に転向することになるのか? 彼は素晴らしいアスリートで、運動能力が非常に優れているから、指名打者(DH)専任ではもったいない。外野手でない場合、フレディー・フリーマンが引退したら、一塁手に起用してもいいかもしれない。彼は今シーズン後、あと1シーズンは確実に投げるだろう。2026年は投げると思う。2027年にストライキなどがあればどうなるかはわからないが、それ以降は投げないと思う。彼が投手としてプレーするのは、自分が投げられると分かっているからだろう。投げる楽しみもあるだろうが、彼は打撃にのめり込んでいると思う」

二刀流復活を控えれば、大谷の今後の活躍にプラスに働く可能性も

 スポーツメディアAthlon Sportsは、大谷選手が二刀流でプレーしない場合、ドジャースは壊滅的な打撃を受けるとしつつも、昨シーズン、大谷選手が最高の活躍を見せた理由について「彼が二刀流を担わせなかったことが彼にとってプラスになったのかもしれない」と分析、大谷選手に二刀流をさせない場合「彼の価値を最大限に高めることはできないものの、7月に31歳になる彼をキャリア後半へとスムーズに導く可能性はある」と二刀流を復活させないことは大谷選手の今後の活躍にプラスに働く可能性があると示唆している。

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©文藝春秋

 大谷選手の二刀流復活を心待ちにする声とともに、二刀流復活を問題視する声や二刀流をするのはあと数年とみる声もあることは何を意味するのか? 手放しで、大谷選手の二刀流復活の時を喜ぶべきではないということなのか? それがわかるのは、大谷選手がマウンドに立つと予想されているシーズン後半になるのかもしれない。