ネガティブな声も上がる大谷の二刀流復活

 もっとも、大谷選手の二刀流復活に対してネガティブな声もある。

「オオタニは3年ほど投球していないので、5日に1回投球するようになるまでは、彼を二刀流選手と呼ぶのはやめるべきだ」

 大谷選手が再び怪我をすることを懸念してか、今年二刀流として復活することに反対する声もある。ニューヨーク・ヤンキースのレジェンドOB、アレックス・ロドリゲス氏は、大谷選手は来年まで投げるべきではないとFOXスポーツで訴えている。

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「昨晩、殿堂入り選手のジョン・スモルツと夕食を共にしたんだ。彼は『2023年には、彼(大谷選手のこと)は野球界のどの投手よりも最高の投球フォームを持っていた』と言っていた。もちろん、彼の才能は桁外れだ。しかし、もし彼が怪我をして、故障者リスト入りする投手が15人になったら、シーズン終了だ。リスクとリターンのバランスが取れないと思う。もう一つ考えるべきことは、彼が技巧派の投手ではないということだ。彼はパワー・ピッチャーだ。速球、タイトスライダー、そしてスプリットを組み合わせている。彼はすでに2度のトミー・ジョン手術を経験している。ワールドシリーズでも肩を負傷した。私なら、オフシーズンとスプリングトレーニングの時に、肉体的にも、精神的にも、準備する時間を彼に作らせる」

「また肘を怪我することになる」「彼にとって最後のチャンスになるだろう」

 “X”上でも、厳しい声があがっている。

「オオタニの判断はまずい。守備に徹し、二刀流をあきらめろ。またすぐに肘を怪我することになるぞ」

 二刀流をするのは、大谷選手にとって最後のチャンスになるとみる声もある。

「誰もオオタニを止められない。投げるのはオオタニが望んでいることだし、おそらく彼にとっては二刀流をする最後のチャンスになるだろう。彼はもう一度手術を受けることになるなら、二刀流は止めると言っているから」

 いまだに、大谷選手の銀行口座のお金を使って違法賭博をして有罪判決を受けた元通訳の水原一平被告のことに言及する者もいる。

「オオタニは二刀流選手だから、普通の選手に比べて練習に多くの時間を費やさなければならなかったはずだ。パイレーツのポール・スキーンズ選手はそのために二刀流選手になることをあきらめたんだ。イッペイは1万9000回もギャンブルをしていた。オオタニにそんな時間があったと思うかい?(なかっただろう)」