「当たり屋家族」のその後は…

 映画は、警察に伴われ一家が現場検証に向かう列車のシーンで終わる。

 報道によれば、刑期は不明ながら大森は出所後、行商をしながら24歳年下の女性と暮らしたものの、生活は長続きせず行方不明に。竹子は37歳で子宮がんで死去。チビは親族に引き取られたが、職業訓練校に通っていた16歳のときに交通事故死。

写真はイメージ ©getty

 敏男もまた事件後、親族のもとに身を寄せ、中学校卒業後に運送会社に就職、長距離トラックの運転手になり、14歳年上の女性と結婚し家庭を持ったそうだが、現在の消息は伝わっていない。

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