残債務が「2000万円」と認める

 Aさんが21年以降、複数回に渡って返済を要求し続けると、加田氏は24年、弁護士を立てて「残債務」が「2000万円」と認める返答をした。その後、ようやく分割返済を始めたという。

「週刊文春」が加田氏の事務所に質問すると、弁護士が返答。借金の額について「ご指摘のあった各借入金は、いずれも個人としての借入金」と認め、経緯や返済については、主に次のように答えた。

2000万円の残りの借金を加田氏側が認める文書

「A氏との間では、感情の行き違いなどもあり、数年来、断続的にやり取りを続けて参りましたが、弁護士を介しての交渉の上、現在は定期的に借入金の返済を行っております」

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 ただ、Aさんは納得しておらず、取材に対し「政治家にとって一番大切なのはお世話になった地元なんです。問題は、支援者や区民ら支えてきた人々にどう映っているかなんですよ。しかも、再三尋ねても、お金の使途や処理について説明がないんです」と語るのだ。

 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、長年にわたり加田議員を支えてきたAさんによる怒りの告白を掲載する。また実際の帳簿や契約書の存在についても詳報している。

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