“鬼気迫る表情”の松岡は「そんなTOKIOは一日も早くなくしたほうがいい」と…
長瀬さんは事件をお酒のせいにした山口氏の甘さを指摘しながらも沈痛な面持ちでいたなかで、松岡さんはもっとも痛烈でした。他メンバーが語っているときなどは、睨みつけるような鋭い眼光で正面をキッと見据え、マイクを握ると山口氏に対して容赦のない非難の言葉を並べていったのです。
「(山口氏の)“自分にまだ席があるならそこに帰りたい”という発言を目にしたときに、山口の、彼の甘ったれたあの意見はいったいどこから生まれるもんなんだろうと、正直思いました。おそらくあのときの彼は、自分が崖っぷち――ではなく、自分が崖の下に落ちていることに、気づいてなかったと思います」
「その甘えの根源が僕らTOKIOだったとしたら、これはあくまで自分の意見ですけども、そんなTOKIOは一日も早くなくしたほうがいいと思います」と、この時点ですでに解散を匂わせるほどでした。
そして山口氏が警察の取り調べが始まってからもメンバーに隠し続けており、変わらずテレビに出演していたことにも触れ、「なぜすぐに連絡をくれなかったのか」「どういう気持ちでテレビに出ていたのか」と、怒りと悲しみが混在した感情も吐露していました。
仲間として信頼し、強い絆があったからこそ、その反動で山口氏への失望感がとてつもなく大きくなっていたのかもしれません。できるだけ冷静かつ理性的に語ろうとしていたものの、内に渦巻く激情を抑え込めていなかったように見受けられたのです。
2025年6月、松岡はキャップを脱いで頭を下げて謝罪
2025年6月27日。約7年の時を経て、不祥事を起こしたメンバーについて、再び報道陣の前で語ることになった松岡さん。第一声で「すみません、このたびは国分太一のことで、みなさまにご迷惑をおかけしております」と、キャップを脱いで頭を下げて謝罪。
屋外で急遽始まった取材対応だったにもかかわらず約20分間にわたり、国分さんについて、TOKIOについて、自身の言葉で真摯に語っていきます。
まず記者から解散についての思いを尋ねられると、「率直なところ、残念ではある」と告白。

