取材班が中国系業者に潜入取材すると…
実際に中国のSNS上には、日本の大学合格までを謳う“不正受験”の勧誘投稿が氾濫している。
「週刊文春」取材班はこうした業者に中国人を装ってメッセージを送り、潜入取材を試みた。WeChat(中国版LINE)でやり取りを続けていると、業者から「メッセージでは詳しく教えられません。もし可能でしたら、対面相談に来てください」との申し出があった。
業者が指定したのは新宿区にあるマンションの一室。ドアの前には看板も表札も見当たらない。部屋の中から20代前半と思しき容姿端麗な中国人女性が姿を現し、こう語り始めるのだった。
「こちらはマンションの一室ですし、表にあるような大手の予備校とは一見違って見えるかもしれません。しかし、私たちは慎重にする必要があるんです。だって大学の“合格保証”に携わっていますから……」
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7月2日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および3日(木)発売の「週刊文春」では中国人による日本の名門大への不正受験の実態を4ページにわたって特集する。潜入取材で明らかになった不正受験の手口、業者が明かした「狙い目の大学」、中国人社長が直撃取材に明かした「業者の正体」などを詳しく報じる。また「電子版」では潜入取材時の音声も公開している。
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