7月20日に投開票日を迎える参院選。昨年、自民党を直撃した裏金問題は、いまだに尾を引いている。

 象徴的なのが福島選挙区(定数1)だ。自民から出馬する森雅子元法相は、282万円分のパーティ券収入不記載が発覚し、逆風にさらされている。自民党福島県連の矢吹貢一幹事長が語る。

西田昌司氏(左)、森雅子元法相(右)

「裏金問題によって、公明からの推薦も貰えていません。本人も挨拶回りの際に『苦しい』と言い続けています」

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 さらに、京都選挙区(定数2)の自民候補、西田昌司氏も、411万円分の不記載が発覚した“裏金議員”だ。加えて西田氏の場合、今年5月に沖縄・那覇市での講演会で「ひめゆりの塔」の展示説明について「歴史の書き換え」などと発言し、沖縄県民から強い反発を受けた“舌禍”もある。

 今回、「週刊文春」は政治広報システム研究所代表の久保田正志氏とともに、全国の情勢分析をふまえた全選挙区の当落予測を実施した。旧安倍派の名物議員2人の当落はどんな予測になったのか。現在配信中の「週刊文春 電子版」では、全選挙区の当落予測や各党の獲得議席数予測に加え、森氏と西田氏が「週刊文春」記者に語った肉声などを読むことができる。

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