バレンタイン・デーに出馬表明した女性

 自民党の公認候補者が決定した5日後の2月14日。奇しくもバレンタイン・デーに、とある女性が無所属で立候補を表明し、記者会見を開いた。

 爽やかな笑顔が印象的な彼女は、地元不動産会社「三商」の社長、末吉亜矢氏(54)である。帝塚山学院大学卒、和歌山青年会議所(JC)理事長も過去には務めた女性だ。

末吉亜矢氏(本人SNSより)

 冒頭の自民党関係者が明かす。

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「実は、末吉さんは、同じ和歌山の鶴保庸介・参議院議員(58)と親密な交際を続けていた。ところが最近になって破局したため、出馬は『当てつけ』ではないかと波紋を広げているのです」

野田聖子氏と事実婚→18歳下の女性と結婚→スピード離婚

 鶴保氏といえば現在5期目で、過去には第3次安倍晋三政権で沖縄・北方担当大臣も務めた。現在、参院予算委員長の重職も担う。

「今回は非改選です。政治家キャリアを通じて二階俊博氏の側近として歩んでおり、“二階氏の子分”というイメージ。二階伸康氏の陣営を支援する立場です」(前出・政治部記者)

鶴保氏HPより

 女性関係でも政界に話題をふりまいてきた。

「2001年から約5年間、野田聖子元郵政相と事実婚状態でした。その後、14年には18歳年下の別の女性と結婚しましたが、同年内にスピード離婚。元妻は離婚する前に出産しています。鶴保氏は、こと男女交際においては、政界きっての“無責任男”なのです」(同前)

野田聖子氏とは事実婚状態にあった ©文藝春秋

鶴保氏が事務所を移転して…

 その後、長らく交際・内縁関係にあったのが、今回出馬する末吉氏なのだという。甲斐甲斐しく鶴保氏に尽くしていた。

「末吉さんが社長を務める会社はテナントビルなど賃貸物件を県内に100軒以上も所有しています。その一つのビルの上階に鶴保先生の事務所は入居していました。鶴保先生の高齢のご両親のお世話をしていたのも、他ならぬ末吉さんでした」(地元政界関係者)