荒らされている話を聞いたリョウジくんは「それ、俺のだ」

「クラスで資料のコメント欄が荒れている生徒がいるとママ友から聞いて、息子に確認すると『それ、俺のだ』と言いました。資料を完成させるためにアドバイスの付箋を削除したら、コメント欄に削除を非難するコメントがあふれたようでした。

 最初はコメント欄で応戦していたようですが、止まないので諦めて放置していると言うので、先生に報告しました。そのとき初めてコメント欄を確認した先生はクラス全体に『コメントを書くときは相手がどう思うか考えて書き込むように』と指導していったんは止んだようなのですが、リョウジは暗い顔をしていました」

 リョウジくんは当時を振り返り、次のように語る。

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「アドバイスされた修正が終わったら付箋を消すんですが、消すと他の人にもわかるので『付箋を消すな』『消された相手の気持ちを考えろ』と何度も書かれたんです。発表時に付箋で画面が見えない状態だったとき、先生が『付箋が邪魔だから消すね』と言って消したときは誰も何も言わなかったのに…」

 こうしたことがあり、リョウジくんは学校に行くのを渋るようになっていった。

次の記事に続く 「スパイ係、戦闘係、情報係、分析係がありトップは四天王と…」江東区の小学5年生が結成したイジメグループ「リョウジをぶっ飛ばす党」の“異様すぎる実態”