NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』に今田美桜演じる主人公の祖母役で出演し、原菜乃華と「顔が似ている」という形でも話題が尽きない浅田美代子(69)。17歳で「となりのミヨちゃん」としてデビューして以来、ドラマやバラエティ番組でずっと第一線で活躍中だ。
浅田は1956年2月15日生まれの東京都出身。高校2年生だった16歳のときに町でスカウトされ、猛反対した両親を事務所が説得して芸能界入り。ほぼ同時にTBS系のドラマ『時間ですよ』(73年)のオーディションで2万5000名の応募者の中から合格し、挿入歌「赤い風船」も歌って大ヒットさせてデビューを果たす。
以降とんとん拍子にキャリアを積み、特に『時間ですよ』のプロデュースを手がけた久世光彦や、13歳年上の樹木希林に可愛がられ、久世演出・樹木出演のドラマの常連となる。
意外にも本人的には「芸能界には憧れはなく、学校があまり好きじゃなかったから」というのが本音だったという。
既婚者だった吉田拓郎と19歳で初スキャンダル、結婚にこぎつけたが…
10代の終わりには初スキャンダルも経験している。10歳年上のシンガーソングライター吉田拓郎との熱愛が浮上したが、当時の吉田は既婚者ですでに娘もいる不倫状態。浅田をかわいがっていた樹木希林はそのことを知ると、内田裕也を連れて吉田のもとへ詰問に乗り込むひと幕もあったという。
しかし吉田が「離婚して正式に浅田と結婚する」という意志を語ったため2人は納得し、今度は大反対していた浅田の両親を説得した。晴れて浅田は21歳で吉田と結婚し、主婦業に専念すると宣言して惜しまれつつ引退した。
しかし結婚生活は長続きせず6年後の27歳の時に離婚説が浮上、浅田は一度はかたくなに否定したものの28歳の時に離婚が成立した。きっかけは、吉田と後に3人の目の妻となる森下愛子との不倫報道だった。


