サッカーのスペイン1部リーグの強豪「FCバルセロナ」が、7月27日に予定されていたJ1ヴィッセル神戸との国際親善試合への参加を取りやめると発表した。バルセロナは、その理由について「プロモーターによる重大な契約違反のため」と説明。
日本側で同試合にプロモーターとして関わっていたのが「ヤスダグループ」だった。一体どんな企業なのだろうか。
ヤスダグループの公式サイトによれば、設立日は2023年10月1日、資本金は1000万円。代表取締役CEOには安田慶祐氏が名を連ねる。バルセロナとヴィッセル神戸の試合主管のほか、昨季までレアル・ソシエダードのメインスポンサーを務め、ユニホームの胸にロゴが記されていた。
「僕の最初の名前はガンジ郎だった」
ヤスダグループのCEO安田氏は自身を「安田財閥の子孫」と名乗ってきた。2023年11月、「週刊文春」の電話取材で、安田氏は自らのルーツをこう語っていた。
「安田家って見て頂くと、『なんとか郎』ってつく。一郎、二郎、三郎、郎がついてるのが、本家と言われてる家です。郎がついてると、本来、ビジネスをしちゃいけないんです。本当は僕の最初の名前はガンジ郎っていう名前で。いかつい名前すぎるので、慶祐になっていくと」
さらに、雙葉学園で美智子さまと同級生だったという祖母との逸話も披露した。
