検査結果を聞いて号泣

——検査の結果、どのような診断になったのでしょうか?

りさ 「プロラクチン」「テストステロン」というふたつのホルモンの値が高くて、「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」の疑いがあると言われたんです。今まで聞いたことが無いようなホルモンや病気の名前が出てきて、とても落ち込みました。

 先生から排卵しにくい体質と説明されて、さすがにショックで泣いちゃって。りゅなに伝えるときも、申し訳ない気持ちでいっぱいでしたね。

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りさが排卵しにくい体質と診断された

プロラクチン:主に脳下垂体前葉から分泌されるタンパク質のホルモン。プロラクチンが分泌されると乳腺の発育、乳汁の産生と分泌が促される。過剰分泌されると、排卵障害や月経不順、不妊の原因になることもある。

テストステロン:男性ホルモンの一つ。女性にもテストステロンが分泌されているが、過剰な場合は排卵障害の原因になる。

多嚢胞性卵巣症候群:卵巣で通常より男性ホルモンが多く分泌され、卵胞の成熟に時間がかかり排卵しにくくなる病気。月経周期が長くなったり、不規則になったりするなどの月経異常が引き起こされる。

りゅなの答えは「十分幸せ」

——りゅなさんは、りささんから結果を告げられてどう思いましたか?

りゅな 僕はりさと2人でいられるだけで十分幸せだし、その気持ちはずっと変わらないと何度も伝えました。(子どもを)授かれたらいいけど、愛犬と一緒に楽しく過ごすのもいいんじゃないかって、本当に思っていたんです。りさが申し訳なさそうな顔をしているのを見るのも辛かったし、とにかく自分を責めないでほしかったですね。

りゅなの言葉に救われたという

りさ りゅながいつも励ましてくれたので、かなり救われたと思います。確かに、多嚢胞性卵巣症候群を患った人が初めて妊娠・出産する確率は、罹患していない人に比べて最大20%くらい低いとは聞いたけど、絶対無理なわけじゃないし、諦めなくてもいいかなって。ずっと病気のことばかり考えているわけではなく、動画の撮影をしたり、検査の後は美味しいものを食べに行ったり。

りゅな うまく気分転換もしながら過ごすようにしてたよね。

——多嚢胞性卵巣症候群と診断がついた、りささん。しかし、その後、新たな検査も進めているときに妊娠が発覚しました。今年の3月に妊娠が発覚したことを公表されましたが、妊娠が分かった時の状況について教えて頂けますか?