1ページ目から読む
2/3ページ目

眞子さまと小室圭さんの記者会見は「ホーム」で

 この違いは、記者会見が行われた場所が異なるためだとも考えられる。皇族方は、帽子を「外出されるとき」に身につけられるそうで、絢子さまの場合は、紀宮さま(現・黒田清子さん)や姉の典子さま(現・千家典子さん)と同じく、皇居・宮内庁へお出ましになって記者会見を行われたため、帽子をお召しになったのではないだろうか。

 眞子さまの場合は、ご自宅である秋篠宮邸と同じ赤坂御用地内にある「赤坂東邸」で婚約内定記者会見を行われた。いわゆる「ホーム」ともいえる場所だったため、帽子は身につけられず、現に記者会見当日に天皇皇后両陛下へのご挨拶のため、半蔵門を通過された際は「正装」として帽子をお召しになっていた。

©JMPA

小室圭さんは「Martin Scholarship」で授業料全額免除

「ご心配をおかけしまして申し訳ございません。落ち着くところに、落ち着きますので」。秋篠宮妃紀子さまは、周囲へこう洩らされたことがあったという。それからしばらく経った7月5日、アメリカ・ニューヨークのフォーダム大ロースクールが、大学の公式サイトで「ケイ・コムロ 日本のプリンセス・マコのフィアンセが入学へ(Kei Komuro, fiance of Princess Mako of Japan, to attend Fordham Law)」と発表した。小室圭さんが8月からフォーダム大ロースクールへ入学し、授業料が全額免除される「Martin Scholarship」という奨学金を受けることが明かされた。

ADVERTISEMENT

小室圭さん ©JMPA

 今年2月6日に眞子さまと小室圭さんの結婚2年延期が発表されて、半年の節目で、小室圭さんは3年におよぶアメリカ留学へと旅立つ。紀子さまの「落ち着くところ」というお言葉によって示唆されたのは、何だったのだろうか。小室圭さんの母・佳代さんと、元婚約者男性との借金トラブルも解決されないままの留学と聞いて、釈然としない思いを抱きつつ、改めて眞子さまの幸せを願った国民は多いだろう。

 秋篠宮家のご教育といえば、お子様方の「自主性を重んじる」という方針を貫かれてきたように思う。2016年11月、秋篠宮さまの誕生日を前にした記者会見で、眞子さまや佳子さまの結婚や将来の活動について尋ねられ、「私は結婚については娘たちの意思をできる限り尊重したいなと思っております」とお答えになっている。秋篠宮さまと紀子さまは、婚約内定会見当時、23歳だった。眞子さまご自身も、ご両親が「若い時期に結婚した」ということを強く意識されていたようだ。だからこそ、学生時代の出会いを大切に、「お付き合いをする人は結婚を考えられる人でありたい」という思いで、「この人」と決めた小室圭さんに向かい、一途な恋愛をなさったのではないだろうか。

1989年9月12日、記者会見を終えた礼宮文仁親王と川嶋紀子さん ©JMPA