SNSで何を言われてもブレない

――現在は娘が初の小学生「姫ギャル」として独自の道を切り開いていますが、ご自身が「姫ギャル」の時、意識していたことはありますか。

りりか ファッションって、人によっていろんな意見があると思うんですけど、それを気にしないことです。大きなリボンがいいと思ったらそれをつけるし、自分が好きなものを着る。私の頃は盛り時代で、盛りヘアと盛りメイクと盛りファッションに命をかけていて。ただまさか、その時私が使っていた姫系アイテムをりりぴが受け継ぐとは思っていませんでしたが(笑)。

©︎細田忠/文藝春秋

――周囲の声を気にせず、ブレずに強くいられた秘訣は何でしょうか。

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りりか 流されたら、自分が自分じゃなくなっちゃう。だから、流されない、人の目を気にしない。「好き」ということに対する気持ちが強いのかな。こだわりが強いということかもしれません。

 メイクも、面倒だとか思ったことないんですよ。かわいくなれると思うからやっているだけで、私、りりぴが生まれるまで、主人にすっぴんを見せたことずっとなくて。りりぴは難産だったので、さすがにメイクを保つ状況じゃなかったです(笑)。

――今はりりかさんの「姫ギャル」時代にはなかったSNSが当たり前です。そこでの発信には、いろんな声が届きますよね。

りりか いろんな人がいて、いろんな意見があるのはもうわかっていること。人に迷惑をかけないことであれば問題ないと思っています。私に関しては「イタイ」とかよく言われるんですけど、自分が言われるぶんには全然大丈夫です。ただ、家族に何かを言われるのは、嫌ですね。

――家族に何かを言われる……とは?

りりか りりぴに対しては「親の顔が見てみたい」とか。あとは「親にやらされてる」とか、とにかくりりぴを“かわいそうがる”声がものすごく届きました。

(本人Instgramより)

 でも、本当にりりぴが好きでやっていることで、メイクもファッションも自分からしていること。時間をかけて、“本当に自分が楽しくて、好きでやっているんだ”ということや、りりぴの人となりを発信し続けているうちに、徐々にそうしたネガティブな声は減ってきましたね。