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今後は「人気ナンバー」に追加料金が?
ちなみに希望番号制度が開始されてから、課題とされつづけているのがナンバーの払い底(枯渇)への対策である。一度使われたナンバーが再度発行されることはないので、放っておけば人気のあるナンバーから底を尽きてしまうわけだ。
国土交通省の「図柄入りナンバープレート等に関する検討会」においては、ナンバー枯渇への対策として、抽選対象とされるナンバーに対して「寄付金」の名目でいくらかの追加料金を課す案が示されている。
寄付金の額や徴収のシステムなどについては何も決まっていないものの、寄付金の設定自体は有力な選択肢と見られ、「抽選倍率によって寄付金額を変える」などさまざまな案が出されている。
一般ユーザーへのアンケート調査においても、この寄付金の設定には肯定的な意見が多いようである。「好きで競争率の高い番号をつけているのだから、その分の追加料金を払うのは別におかしなことではない」ということなのだろう。
今後仮に、一桁やゾロ目ナンバーが「重課金ナンバー」となり、その収益が公共事業などに使われるような仕組みができれば、「8888の黒塗り高級車」に対する印象も、今とは少しばかり変わるのかもしれない。
