「TOEFL/TOEIC一発満点」の実績を活かし、翻訳、英会話講師の仕事を始めた経緯
――Xのプロフィールでは「TOEFL/TOEIC一発満点」だったと明かしていますが、日本に来てから受けたんですか?
かんだち はい。アメリカの就職活動では、教育系や福祉系を志望していたんですけど、コロナ禍で就職先の候補が次々とダメになってしまったので、進路を切り替えたんです。日本で就職するなら、日本語と英語ができるのを活かさないといけないと思い、その証明として受けました。
――フリーランスとして翻訳、英会話講師の仕事をはじめたのも、当時から?
かんだち 翻訳は大学院時代からです。「Discord」(トークアプリ)の日本語コミュニティで仲よくなった友だちにすすめられて、ゲームサーバーの会社が募集していた翻訳の求人に応募したんです。英会話講師は日本に移住してからですけど、今は、本業のアイドルが忙しくなってきたので他のお仕事はセーブしています。
妹から「AKB48のメンバーになってほしい」と…アイドルのオーディションを受けたきっかけ
――本業がアイドルになったきっかけは、2022年3月のオーディション「ミスiD」でのグローバルアイドル賞の受賞だったんですか?
かんだち そうです。オーディションを受けたのは、妹がきっかけでした。妹は昔からAKB48さんが好きで、私が高校生だった当時から「AKB48のメンバーになってほしい」とずっと言っていたんです。大学に進学したかったのでスルーしていたんですけど、日本へ行くとなったときに改めて「アイドルになりなよ」と猛プッシュされて、シスコンなのでその意見を受け入れました(笑)。
「ミスiD」の最終面接では、妹が洋服を決めてくれて、面接のコメントも考えてくれたんです。実際の最終面接で「将来は何になりたいですか?」と聞かれたときも「妹の憧れになりたいから、アイドルに」と答えたほどで、そこから「ミスiD」出身者などがいたグループ「Innes」のメンバーとして2022年7月にデビューしたのが、アイドルのスタートでした。
芸能活動への憧れ…ピアノを習いオーケストラにも参加、中学時代は演劇も
――かんだちさん自身、芸能活動への憧れはあったんですか?
かんだち ありました。学生時代もずっと、人前で何かを披露してきたんです。小学校低学年でピアノを習いはじめて、高学年からはオーケストラにも参加し、中学時代は演劇部に入りました。
高校時代は演劇部の裏方とオーケストラを両立して、大学時代は合唱とオーケストラに加えて、学校のイベントに駆り出されるバンド形式の応援団でベースを弾いていたし、アイドルもそうかけ離れていなかったですね。
あと、ずっと憧れている小田和正さんのバックバンドに、学生時代から経験のあったバイオリンで参加したいという夢もあったので、少しでも近づけたらと思っていました。

