人生を「自由」に生きる。誰しも一度は憧れる生活を手に入れたのは、沖縄で三線の路上ライブをしながら、ゲストハウスや車中泊で生活をしたり、日本中、世界中を旅する“自称無職”の朝比菜りおなさん(20代)だ。

 かつて、故郷の宮城県仙台市で一部上場企業に就職。会社員をしながら週末だけ東京でアイドルをする生活を続けたが、23歳で退職して上京した。

 その後、大手芸能事務所で演技を学ぶが、約半年で退所してフリーランスに。そして、沖縄へ移住という“紆余曲折”の経歴を持つ。

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沖縄で自由気まま生活を送っているインフルエンサーの朝比菜りおなさん(写真=本人提供)

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「会社を辞めたら縁を切る」上場企業を退職後、親子関係が悪化

「ずっと、親の敷いたレールに乗って生きなければと考えていたんです」と朝比菜さんは振り返る。進学校の高校から大学へ進み、地元の一部上場企業に就職した彼女だったが、「親の言うことはきかないといけないって思っていたので、縛られている感覚はずっとありました」と当時の心境を語る。

 転機となったのは同僚からの裏切りだった。会社に内緒でアイドル活動をしていた彼女だったが、信頼していた同僚にその事実をバラされたのだ。

「上司や会ったことのない偉い人に呼び出されて『会社とアイドル、どちらか辞めないといけない。どっちを取るんだ』と詰め寄られて、そこで『会社を辞めます』と言いました」

 会社を辞めることを母親に伝えると「会社を辞めたら縁を切る」と激怒。一時は親子関係が悪化したが、現在は改善されているという。

「最近やっと、活動を認めてくれるようになったんです。SNSのフォロワー数が伸び、大手企業からの案件を定期的にいただけるようになったり、自分でしっかり生活できていることも、親にとっては安心材料だったみたいです」

現在は沖縄で自由気まま生活を送っている(写真=本人提供)

沖縄での生活で「幸せの本質に気づくことができた」ワケ

 現在の朝比菜さんは沖縄で自由な生活を送っている。以前は「誰かに認められたり、お金を稼いだり、仕事で成功するのが幸せだ」と思い込んでいたが、沖縄に来てから、「朝起きたら海に浸かって、夕日を見に行って、夜は海辺で星を見て寝る生活を送る中で、幸せの本質に気づくことができたんです」と話す。

「人生は一度きりだし、人はいつ死ぬかわからない。だから私は『明日死ぬつもりで生きて、明日も好きなことに挑戦していくこと』を大事にしているんです」

 彼女は自らの軸である「私の言葉と生き方で、多くの人に元気や勇気を与えたい」という思いを持ち続け、これからも好きなことに挑戦し続けるという。

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