“異例の途中辞退”を決めたワケ
――撮影場所はタイのプーケット。撮影中はどんな雰囲気でしたか。
シンディ 参加者の女の子たちとの関係はすごく良かったです。番組側は多分ヒール役を私に期待していたと思うんですが、みんな仲良くしてくれました。
――バチェラーの方と2人でヘリコプターに乗る機会もありましたね。
シンディ 私は自分から男性を好きになったことがないので、片思いを経験してみたくて、この番組に出たんですよ。バチェラーになるような男の人って全てのスペックが揃っていて、そんな人だったら絶対自分も好きになれると思ったんです。
でも、私はキャバ嬢の経験があったので、35歳の経営者でああいう振る舞いをする方をたくさん見てきました。だから、彼と結婚しても絶対幸せになれないだろうなと思ってしまったんです。
朝が来るのがひたすら怖かった“誹謗中傷の嵐”
――バチェラーは複数の参加者たちと親密になっていましたね。
シンディ 番組サイドが「真実ゲーム」を提案して、バチェラーと女の子たちの間にどういうことがあったのかを参加者たちで話し合わせた結果、私は途中辞退を選びました。私の審美眼は間違っていなかったと今でも思っています。
その時は自分がどういう演出をされるかなんてわからなかったので、配信を見て驚きました。ここからひどい誹謗中傷を受けることになったんです。でも、もうなるようにしかならないし、この波がおさまるまで待つしかないと思いました。
――SNS上で誹謗中傷を受けたんですね?
シンディ 当時の番組の影響力はすごくて、もう国民全員が私のことを嫌っている気がしたくらい。バチェラーにお別れを告げて、帰った時の写真をInstagramに上げたんですが、そのコメント欄に「ふざけんじゃねーよ」とか「死ね」とか、本当にすごい言葉が並びました。
そういう攻撃的なコメントをしてくるのってどんな人なんだろうと思うじゃないですか。見てみると、トップ画面が家族写真だったり、子供の写真だったり、ウエディングプランナーをしていたり。幸せそうな女性や、人の幸せを形にする職業の女性が「死ね」という言葉をぶつけてくることが衝撃でした。
自分のアカウントに「死ね」というコメントを送った履歴が残っても気にならないんでしょうか。


