恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン4に参加し、現在はタレントとして活動するシンディ(本名:桑原茉萌)。
「どうせ、私がNo.1」——そんなキャッチコピーと異例の“途中辞退”が話題をさらった彼女だが、番組配信後はSNSでの激しい誹謗中傷に晒された。いま明かされる舞台裏とは?(全7回の5回目/続きを読む)
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――2021年11月に配信された恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン シーズン4』(Amazon Prime Video)に出演されました。
シンディ 『バチェラー』に出演するには何段階もオーディションがあるんです。私の髪はずっと茶色だったんですけど、バーレスクのファンの皆さんに喜んでもらうために、バレンタイン限定で髪を赤く染めていたんですが、それを見た『バチェラー』の監督が「すごく似合ってる」と。私は身長も体型も平均的なので、参加者たちに埋もれないように最初は赤毛で出演して、途中で茶色に戻すのはどうかという作戦を立てました。
「俺は空の青と、自然の緑と、お前の輝く赤毛が一緒に撮りたいんや」と言ってもらえたことは今でも強く印象に残っています。
――確かに赤毛はインパクトありました。
シンディ 私も折角出演するなら目立ちたかったので、赤毛にしました。バチェラーにこれまでの悩みを打ち明けて、私を知ってもらって、私の内面も好きになってくれたと思ったタイミングで、「魔法がとけて」髪が茶色に戻るというのが私が思い描くストーリーだったんです。
とにかく爪痕を残して帰りたかった
――番組内でのご自身のキャッチコピーは「どうせ、私がNo.1」でしたね。
シンディ 台本はないんですけど、番組側から「こういう方向性でいったらいいんじゃない?」みたいなアドバイスはありました。
私が考えた、この番組でのキャラ設定は『アンパンマン』のドキンちゃん。「自分のことを世界で一番可愛いと思っている。我儘でいつも“バチェラー”を困らせているが、弱いところもある。何だか鼻につくんだけど、なぜか嫌いになれないし、むしろ気になってしまう。“バチェラー”のことが大好き」という感じです。
参加者の中で私が最年少の23歳だったので、とびきり“きゃぴきゃぴ”しようと思いました。悪目立ちでもいいから、とにかく爪痕を残して帰りたかったんです。


