すごくまぶしく見えて「一目で惚れました」

――久々に目にしたイサムさんに、どんな印象を?

みどり 「大人になったね」っていうだけでしたね。イケメンとかそういう感じはあんまり(笑)。「あいかわらず、背が高いね」みたいな感じでした。

――一方、イサムさんはビビビッと来ていたと。

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イサム 一目で惚れました。正直、一目惚れした理由はわかりません。

 でも、みどりがサロンに入ってきた瞬間、部屋の空気がパアッて華やいだんですね。そしてオーラが見えたというか、すごくまぶしく見えたんです。

イサム氏(33)とみどり氏(54) (本人提供)

みどり 私は挨拶することしか考えてなかったので、「ごゆっくり」と言って部屋を出ようとしてました。

イサム 僕としては「このチャンスを逃したくない!」と、ここぞとばかりに会話を広げようとして。「お邪魔させていただいてますっ! イサムですっ!」って挨拶から、世間話に進めていきました。

 そのとき、一緒にサロンに行った友だちが、みどりに誕生日プレゼントを渡したんですよ。その日はみどりの誕生日だったらしく。僕はなにも知らなかったので、「うわ、やってしまった。失敗した!」と落ち込んじゃって(笑)。後日、花束を渡しましたけど。

――当時、おふたりの年齢は?

イサム 僕が30歳で、みどりが51歳です。

――年齢は早いうちから把握していたんですか。

イサム しばらくしてから、娘から聞いた気がします。年齢に関しては、なんとも思いませんでした。

毎日のように他愛もないやりとりをして、食事に誘って

――その後は、どうアプローチを。

イサム とにかく、2人きりで会いたいと思って。サロンから帰って、みどりがSNSをやっていないかチェックしたらアカウントを見つけたので、すぐさまフォローして「今日はお会いできて光栄です。よかったら食事に行きましょう」とストレートなDMを送りました。

みどり そのDMを読みましたけど、冗談としか思わなかったですね。

――ひょっとして、そこから毎日DMですか。

イサム 毎日のように他愛もないやりとりをして、食事に誘ってました。でも、その頃はみどりの仕事が忙しくて、断られてばかりで。そうやって理由を付けてたのかもしれないですけど(笑)。

みどり 本当に忙しかったんです。当時は会社の経営に携わっていて、夜は仕事絡みの食事会とかもあって、毎日予定が入っていたので。

――そんな忙しいなかでも返事は返していたと。

みどり ちゃんと返していました。

イサム やりとりしない日はなかったですね。2、3日空くとかはなかったです。会話のテンポも速いし、文面も丁寧で、なんとなく好意的だなって感じて。「これは絶対いけるな」って思っていました(笑)。