すごくまぶしく見えて「一目で惚れました」
――久々に目にしたイサムさんに、どんな印象を?
みどり 「大人になったね」っていうだけでしたね。イケメンとかそういう感じはあんまり(笑)。「あいかわらず、背が高いね」みたいな感じでした。
――一方、イサムさんはビビビッと来ていたと。
イサム 一目で惚れました。正直、一目惚れした理由はわかりません。
でも、みどりがサロンに入ってきた瞬間、部屋の空気がパアッて華やいだんですね。そしてオーラが見えたというか、すごくまぶしく見えたんです。
みどり 私は挨拶することしか考えてなかったので、「ごゆっくり」と言って部屋を出ようとしてました。
イサム 僕としては「このチャンスを逃したくない!」と、ここぞとばかりに会話を広げようとして。「お邪魔させていただいてますっ! イサムですっ!」って挨拶から、世間話に進めていきました。
そのとき、一緒にサロンに行った友だちが、みどりに誕生日プレゼントを渡したんですよ。その日はみどりの誕生日だったらしく。僕はなにも知らなかったので、「うわ、やってしまった。失敗した!」と落ち込んじゃって(笑)。後日、花束を渡しましたけど。
――当時、おふたりの年齢は?
イサム 僕が30歳で、みどりが51歳です。
――年齢は早いうちから把握していたんですか。
イサム しばらくしてから、娘から聞いた気がします。年齢に関しては、なんとも思いませんでした。
毎日のように他愛もないやりとりをして、食事に誘って
――その後は、どうアプローチを。
イサム とにかく、2人きりで会いたいと思って。サロンから帰って、みどりがSNSをやっていないかチェックしたらアカウントを見つけたので、すぐさまフォローして「今日はお会いできて光栄です。よかったら食事に行きましょう」とストレートなDMを送りました。
みどり そのDMを読みましたけど、冗談としか思わなかったですね。
――ひょっとして、そこから毎日DMですか。
イサム 毎日のように他愛もないやりとりをして、食事に誘ってました。でも、その頃はみどりの仕事が忙しくて、断られてばかりで。そうやって理由を付けてたのかもしれないですけど(笑)。
みどり 本当に忙しかったんです。当時は会社の経営に携わっていて、夜は仕事絡みの食事会とかもあって、毎日予定が入っていたので。
――そんな忙しいなかでも返事は返していたと。
みどり ちゃんと返していました。
イサム やりとりしない日はなかったですね。2、3日空くとかはなかったです。会話のテンポも速いし、文面も丁寧で、なんとなく好意的だなって感じて。「これは絶対いけるな」って思っていました(笑)。



