山本耕史と“交際0日婚”→2児の母に…「家庭に専念」“信念”を守る理由
順調にキャリアを積みながらも、2015年、堀北真希は山本耕史との交際期間をすっとばした「0日婚」を発表。今でも幸せそうな2人のおかげで、この「0日婚」は憧れの結婚の形のひとつにもなっているが、当初は山本が話す、堀北を好きなあまりグイグイ迫るパンチ強めのエピソードに「純愛」と「山本がストーカーっぽくて怖い」との賛否両論となった。
そもそもお付き合いなしで、どうやって結婚話になったのか。山本によると、お付き合いを申し込んでも「本当にないです」の一点張り。しかし「結婚しよう」と冗談半分で言ったら、OKが出たそうだ。山本が「付き合うのは絶対にイヤなのに結婚は想像できるの?」と聞くと「結婚だったら想像できるかも」と返ってきたという。
一見不思議に思えるが、堀北真希にとって「付き合う」という言葉からは、山本との楽しい交際の日々ではなく、わずらわしいパパラッチやマスコミ対応しか想像できず、それを飛び越えた「結婚」でやっと幸せな想像ができたのではないだろうか。
そして今、山本耕史は本当に結婚生活が楽しいのだろう、トーク番組で、堀北真希に関してかなりオープンに話している。それを聞くと、「ああ、きっと堀北さんも幸せなんだな」と思うと同時に、「ドラマに帰ってきてほしいが、帰ってこないな。だからいいんだろうな」と思うのである。
堀北の見事な引き際で思い出すのが、1980年、21歳の若さで三浦友和と結婚し、引退後、家庭に専念した山口百恵さん。2人とも、どれだけ人気者になろうが、自分が最終的に腰を落ち着ける居場所はここではない、という距離感を持ち芸能界と向き合っていた。彼女たちを動かしたのは、野心や名声、スポットライトではなく、責任感。生き様ではなく「職業」として、仕事をやり遂げたのだろう。
堀北真希の電撃引退が報じられた当時は、堀北が山口百恵について、「周囲には『潔く辞めた姿が素敵』と明かしていた」(2017年3月1日「スポニチアネックス」)と、憧れの気持ちを持っていたと伝えるメディアもあった。引退理由について事務所は、「家庭に専念し暮らしていきたいという本人の思いを尊重した」と説明したという。

