孫正義会長率いるソフトバンクグループ(SBG)は8月18日、インテルに20億ドル(約3000億円)を出資すると発表した。孫氏は1月、トランプ氏と面談し、5000億ドルの投資を行う「スターゲート計画」を披露。オープンAI、オラクルなども参加し、孫氏がチェアマンを務めており、早晩、大規模投資に乗り出すことが予想されていた。
ただ、インテルはかつて半導体業界の盟主だったが、技術の進歩に乗り遅れ、経営不振が続いている。
「2010年代前半まではCPU(中央演算処理装置)市場で100%近いシェアを誇っていた。しかし、アドバンスト・マイクロ・デバイセズの台頭を許し、AI半導体市場へも乗り遅れた。結果、一時株価はピーク時の半値以下にまで下落した」(半導体業界関係者)
ではなぜ孫氏はインテルへの出資を決めたのか。
〈この続きでは、メガバンク関係者が解説する2つの理由など出資の背景を詳しく報じている〉
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