8月22日、俳優の風間トオル(63)が新たながんのリスク検査「N-NOSE」の発表会に登壇し、3年前に咽頭がんに罹患、手術していたことを明かした。
「定期健診で見つかったが、初期だったので約1週間の入院で仕事に復帰できたそう。その経験も踏まえて『早期発見の重要性』を訴えた」(芸能記者)
極貧生活から一躍スターに…風間トオル(63)の苦労人生
そんな風間は1962年、川崎市生まれ。5歳で両親が離婚。親代わりとなる祖父母らと極貧生活を送った。だが、高校で家賃3000円のアパートを借り独立。バイト先のレストランでスカウトされ、サーファー雑誌のモデルになった。
「専門学校でサーフボードのデザインを学んでいたが、創刊された“メンズノンノ”のモデルに阿部寛と共に起用された」(同前)
対談が縁で浅野ゆう子に誘われドラマ「ハートに火をつけて!」で26歳の時に俳優デビューした。
「浅野初の単独主演ドラマでしたが、台詞は棒読み。演技も下手過ぎて笑うしかないレベル。それでも乗り越えられたのは極貧で培われた『なるようにしかならない』という人生観のおかげだった」(テレビ誌記者)
王子様のような爽やかな笑顔で演技力不足をカバー。トレンディードラマブームもあり、人気に火が付いた。そして、91年、岡本喜八監督の映画「大誘拐 RAINBOW KIDS」への出演が転機に。
「共演の北林谷栄、緒形拳と1カ月過ごし立ち振る舞いを吸収。演じる面白さを学び俳優で生きる決意を固めた」(映画関係者)




