一般女性とのスピード離婚も…

 その後は「はみだし刑事情熱系」や「科捜研の女」などシリーズ化される刑事ドラマに欠かせない存在になった。私生活では、交際女性の噂すら皆無だったが97年、一般女性と電撃結婚を発表した。

「だが、結婚1周年直前に離婚。理由は明かされなかったが、『他人と暮らす難しさを知ったから』などと言われた。以後、今も独身を通し、湘南で愛犬と暮らしている」(同前)

 離婚を機にトーク番組にも積極的に出演。「徹子の部屋」や明石家さんまの番組で幼少期の極貧エピソードを解禁した。

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©文藝春秋

 別のテレビ誌記者が話す。

「『公園の草花を食べた』『洗濯機がお風呂』といった話に、さんまは風間に“キングオブ貧乏”の称号を与えた。本人は子供の時の貧乏話が受けるとは思っていなかったようですが」

 16年には『ビンボー魂』なる自伝本まで出版。今でも求められれば貧乏ネタを披露。初めて聞く子供たちを笑わせている。

 貧乏も離婚も病気もどこ吹く風間トオルなのだった。

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