——美幸さんのスタイルについて、れいあさんはどう感じますか。
れいあさん 真似はできないですけど、会員様が結婚するために何がベストかを真剣に考えているのはとてもよく伝わってきます。夜遅く帰って家でご飯を作ったり食べたりしているときも、会員様から電話が来ると必ず出るんです。
もちろん業務時間は終わっているし、働き方として現代的じゃないのは確かですけど、先生からしたらそれが普通なんです。
——気が休まらないようにも感じてしまいますが……。
れいあさん 深夜に電話をかけてくるのは会員様によほどのことがあったから、と先生は考えるんです。本当に娘・息子のように向き合っていますね。
会員様のなかには、私どころか先生よりも年上の方もいるんですけど、それでも同じように接しています。70代の方が相手でも「お母様にご飯作らせて。あなたいくつなの? そんなんじゃダメでしょう」みたいな。でも先生に怒られると、会員様は喜んでいらっしゃる印象があります。
旅行先でも「私が目覚めたら母はもう起きてPCで作業をしてました」
——美幸さんは疲れることはないのでしょうか。
れいあさん 実はずっと疲れてはいるんだと思います。お休みの日でも急に取材が入ったり、テレビの収録が入ったり、会員様から連絡が来たりで、完全な休みの日は見たことがありません。
年末年始に母と一緒に旅行したんですけど、ホテルで私が目覚めたら母はもう起きてPCで作業をしてました。その後もずっと仕事をしていたので、結局その日は1人で外出しました。
——旅先でも仕事をしているんですね。
れいあさん どこでもですね。勤務日だけでなくお休みの日でも、いつでもどこでも仕事をしています。だから休みはない。でも倒れるとみなさんにご迷惑をかけてしまうので、隙間時間でよく運動をしているみたいです。
——圧倒されます。
れいあさん すごく人が好きなんだと思います。私は子どもがいないので「娘・息子のように」というのはよくわからないですし、まだまだ先生の足元にも及ばないですけど、先生ひとりにかかっている負担があまりにも大きいので、1割でも2割でも支えられるようになれればいいなと思っています。




