「ザ・ノンフィクション」など多数のメディアに出演し、歯に衣着せぬアドバイスで大きな注目を集める植草美幸さん。
その“カリスマ婚活アドバイザー”が代表を務める結婚相談所マリーミーで、同じく婚活アドバイザーとして働いているのが一人娘の植草れいあさん。
娘から見た美幸さんはどんな母親だったのか、母から受けた影響や、なぜ同じ婚活アドバイザーの道を選んだのか……。植草れいあさん自身に話を聞いた。(全3回の1回目/続きを読む)
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——小さい頃のれいあさんにとって、植草美幸さんはどんなお母さんだったのでしょう。
植草れいあさん(以下、れいあさん) 私が生まれたころはまだ結婚相談所を開く前でしたが、アパレルと人材派遣の仕事でずっと忙しそうだなと思っていました。
父も母も働いていたので、基本的に幼稚園のお迎えや家でお世話をしてくれるのはベビーシッターさんでした。
ただ、夏休みや冬休みなどの長期の休みには、母もずっと休んで一緒にいてくれました。いま思うと、私のために仕事をセーブしてくれていたのだと思います。
「母はわんちゃんが苦手だったのですが、欲しいと言ったら…」
——れいあさん自身はどんな子どもでしたか。
れいあさん 一人っ子で、小学校からずっと私立で電車とバスを乗り継いで学校に通っていたので、近所に同世代の友達がいなかったんです。それで大人とばかり喋る小学生でしたね。
——おとなしいタイプだった?
れいあさん どちらかというとおしゃべりだったと思います。お受験もしていたので、人と話すことは得意でした。あと、動物も好きでした。
ある時、私と母で一緒にペットショップに行ったことがあって、生まれて間もない小さなトイプードルを見つけたんです。母はわんちゃんが苦手だったのですが、私が欲しいと言いました。そうしたら、母もその子に慣れるために何度もペットショップに通ってくれて、だっこしたり遊んだりして慣れてから、飼わせてくれました。
夏休みには、私ひとりでそのプードルを自転車のカゴに載せ、毎日ペットショップに通って店員さんに育て方を教わることもしていました。




