今年10月に90歳を迎える女優の浜木綿子。宝塚歌劇団の元娘役トップスターを経て、退団後は舞台・ドラマ・映画で活躍した。私生活では二代目市川猿翁(三代目市川猿之助、23年死去)と離婚後、長男の香川照之(59)=市川中車を女手一つで育てたことでも知られる。8月7日、「週刊文春」のインタビューに約3時間にわたって応じた。
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2012年5月、香川の歌舞伎界入りがきっかけで、40数年ぶりに猿翁と再会したという。その場面をこう回想する。
「猿翁さんは稽古場に入ると、椅子に腰かけられました。変わられたなと思いました。しばらくして照之がわたしに手招きしたのです。わたしは自然に猿翁さんの傍らへ行き、
『浜木綿子でございます。お久しぶりでございます』
と声をかけました。彼の第一声は『若いね』。それから『照之を、こんなに立派に育ててくれてありがとう。大変だったでしょ』と。『大変でした』とお答えしました。
元夫と再会したのは40数年ぶりのことでした。そのときになぜ芸名を名乗ったかって? 体の中から自然に出てきたんですよ。それがわたしの姿勢ですから」
現在配信中の「週刊文春 電子版」および発売中の「週刊文春」では、「【ロングインタビュー前編】浜木綿子が語る『香川照之、團子、猿翁』」を掲載。浜が自身の半生を振り返りながら、元夫や息子との秘話、そして孫で人気急上昇中の歌舞伎役者・市川團子(21)との交流などを明かしている。また、9月10日配信の「週刊文春 電子版」および9月11日発売の「週刊文春」ではインタビューの後編を掲載する予定だ。
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