太っている人たちはみんな仲間

徳丸 私もいじけていたから、ある意味、保健指導の対象者さんは仲間なんですよね。太っている人って、たぶんみんな良い人なんですよ。他人に気を使いすぎた結果、そのストレスで食べちゃっているんだと思います。保健指導の仕事をしながら、「この人はきっと辛いことがあって食べちゃうんだろうな。優しい人なんだろうな」とはよく想像しています。

ダイエットに成功する前の10数年前の徳丸さん。マックス体重は89キロ、しつこいニキビにも悩んでいたという(写真:本人提供)

――徳丸さんは現在、SNSで「美容オタク」を名乗っていますが、痩せたことをきっかけに美容にも興味を持ったんでしょうか?

徳丸 はい。さっきもお話ししたとおり、もともと好奇心や向上心が強い性格なんですよね。ダイエットが成功したら、「次は肌をキレイにしたい!」「ニキビ跡を治したい!」という気持ちが湧いてきて、美容にも興味を持つようになりました。

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 ダーマペンなどの肌質改善治療をやるうちに、今度は、美容皮膚科の看護師になることが目標になりました。美容皮膚科クリニックに採用されたら、それだけ自分の美容についての知識が認められたことになるんじゃないかと考えたんです。実際、一時は美容皮膚科クリニックで働いていました。

――今日のワンピースもよくお似合いですが、ファッションにも興味が湧いた?

徳丸 やっぱり選択肢が増えましたからね。昔は4Lサイズの服を着ていましたが、このワンピース、Sなんですよ。一気に最大から最小になっちゃって(笑)。デザインの良さを引き出してあげられる体型になったのがうれしくて、ファッションも楽しめるようになりました。

――昨年6月には抽選イベントで、満を持して“推し”である佐藤流司さんと会話できたそうですね。