「週刊文春 電子版」は9月5日、「『大谷マネーでランボルギーニ』賭博胴元 M・ボウヤー氏の独占インタビュー」の動画を公開した。水原一平経由で26億円にも上る大谷マネーを懐に入れたボウヤー氏。日本中を騒がせた胴元は今、何を語ったのか。インタビューの一部を抜粋してお届けする。

大谷が相棒を失った事件

 黒い額縁に大切そうにおさめられた、赤字の「背番号17」のユニフォーム。その傍らで、坊主頭の大男が満足げに笑みを浮かべる。

「これはイッペイがくれたんだ。特別かって? まあ俺とイッペイの関係だからね。実は、大谷のサイン入りなんだ」

 そう明かすのは、大谷翔平の元通訳・水原一平に大金を賭けさせた胴元の米国人、マシュー・ボウヤー氏(50)だ。有罪判決で収監直前の身だが、「週刊文春」の取材申し込みに応じたのだ。

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ビデオ通話で語るボウヤー氏

 9月1日(日本時間)、ビデオ通話によるインタビューを行った。何を語るつもりか――記者が身構える間もなく、背後にチラチラと映り込む大谷グッズの自慢が始まったのが冒頭だ。

「見てくれよ、エンゼルス時代だ。3年ほど前かな、『息子のために大谷のサインがほしい』とイッペイに頼むと、『ノープロブレム』と快く引き受けてくれた。『キングストン(ボウヤー氏の息子)へ、大谷翔平より』って書いてあるんだ。俺はお礼に、イッペイに無料で賭けさせてあげたのさ」

 ひと呼吸おいて真顔に戻ったボウヤー氏に事の発端から訊くと、詳細な「激白」が始まった。

 現在配信中の「週刊文春 電子版」および発売中の「週刊文春」では、激白の全文を掲載中。大谷マネーの使い道などを赤裸々に明かしている。あわせて「週刊文春 電子版」ではインタビュー動画も公開している。

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