32歳の徳丸奈瑠美さんは、最高体重が約90キロだった。だが、ある俳優との出会いをきっかけに、わずか1年半で41キロの減量に成功した。その原動力となったのは、俳優・アーティストの佐藤流司への「推し」の気持ちだった。看護師・保健師として働く彼女のダイエット秘話を紹介する。
「推しの視界に入るのが恥ずかしい」との思いが背中を押した
「89キロです。でも実際はもっと重かったのかもしれない……。というのも、ふと体重計に乗ってみたとき、表示が90キロに達しそうだったので、『えっ、ヤバッ!』ととっさに1歩下がったんですよ」
そう語る徳丸さんは、実家暮らしで祖母の料理を食べる生活を送っていた。1回の食事が2.5人前ほどあり、3食で摂取カロリーは相当なものだったという。
「痩せたい気持ち自体はずっとありましたが、充分細い女の子たちが『3キロ痩せなきゃ』とか言っている一方で、私は30キロ、40キロ減らさないと標準体型にすらなれないんですよ。想像しただけでもハードルが高すぎて、『じゃあいいや』と初めから諦めていました」
そんな彼女の人生を変えたのが、ミュージカル『刀剣乱舞』の加州清光役などで知られる佐藤流司との出会いだった。もともと『刀剣乱舞』というゲームのファンだった徳丸さんは、2017年10月に佐藤さんの単独公演を観に行ったことがきっかけで、舞台俳優としての佐藤さん本人にも興味を持つようになった。
広島から夜行バスに乗って公演を追いかける中で、彼女は客席の女性ファンたちの姿に衝撃を受けた。
「お客さんの女の子たちがめちゃくちゃかわいいんですよ……! みんなオシャレな格好で会場に来て、開演直前までトイレでメイクや髪をチェックして、完璧な状態に仕上げてから客席に座るんです」
そして舞台上の佐藤さんを見て、「あ、この人の視界に自分が入ってしまうのが恥ずかしい」と感じた徳丸さん。次の公演までに少しでもかわいくなりたいという一心で、ダイエットを決意した。
徳丸さんのダイエット法は徹底していた。毎日体重計に乗ってスマホに記録し、1日1万歩歩き、EMS腹筋ベルトを最大レベルで毎日1時間装着。さらに平日は毎日1時間、週末は驚異の5時間もエアロバイクをこいだ。
「楽しくダイエットを頑張るために、佐藤さんがやっているバンドプロジェクト『The Brow Beat』や刀ミュの楽曲をガンガン流して、自分も一緒に大声で歌いながら、ひたすらエアロバイクをこいでいました」
食事面では、よく噛んで食べる、食器を小さいものに変える、夕食の量を減らすなどの工夫をした。保健師として「朝食を抜くのは一番ダメ」と理解していた徳丸さんは、朝食、昼食、夕食で4:3:3の量を意識していたという。
結果、1年半で48キロまで減量。ただし40キロ台は体調不良を感じたため、現在は50キロ台前半をキープしているという。徳丸さんは「ダイエットって、自分のメンタルをいかにコントロールするかが一番の肝」と語っている。
Yahoo!読者の反応
「超分かる!推しの力は半端ない!私も推しの写真見ながら毎日トレーニングして16kg減量した!まだまだ減量中」
「ここまで痩せることができ本当にうらやましいです」
「良い推しと出会ったんやな」
◆◆◆
この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。次のページでぜひご覧ください。
次のページ 写真ページはこちら


