遅い時間まで仕事をしたり酒を飲んだり。そんなときに気になるのが、終電の時間だ。特にこれからの暑い夏、仕事終わりやレジャーなどで終電間際まで遊ぶ機会が増える人も多いだろう。
深夜1時を超えても郊外に帰れるのは……
そこで、少しでも安心して夜の時間を過ごすことができるのはどの駅とどの路線なのか。東京は山手線の各ターミナルから放射状に伸びる郊外路線の終電時間をランキング形式で見てみることにしよう。
まずはオーソドックスに、終電時間が遅い駅と路線から。5位までが0時50分以降に終電が出る路線だ。1時超えが中央線と京浜東北線。特に京浜東北線は南北いずれに向かう路線もかなり遅い時間まで走っているのである。終着駅がそれぞれ蒲田・赤羽とやや都心に近く、これなら「タクシーでもいいじゃん」と思ってしまいそうなのが気になるところではあるが。となれば、0時50分にも武蔵小金井行が出ている新宿駅の中央線が”終電利便性”という点では抜群ということになりそうだ。続いて6~10位を見てみよう。
新宿駅の圧倒的な“終電利便性”
いずれも0時45分以降と、かなり遅い時間の終電設定が続く。このあたりからは私鉄路線が目立つが、ポイントは6位の西武新宿線高田馬場駅。0時49分の上石神井行が最終列車だが、その2分前にはかなり遠くまで走る新所沢行も設定されている。山手線との接続駅は高田馬場でも、起点の西武新宿駅は歌舞伎町のほど近く。1位には中央線が入っているし、京王線も0時34分まで特急京王八王子行がある。こうしたことを考えれば、新宿の”終電利便性”、さすがというべきか。やはり、新宿は”眠らない町”なのである。