2017年6月に左脳室内出血と診断された、お笑いトリオ“安田大サーカス”のHIRO(48)。治療後に故郷・和歌山で休養しながら100キロの減量に成功し、以降は和歌山を拠点に活動している。
そんな彼に、糖尿病との向き合い方、東京と和歌山での生活の違い、安田大サーカスのメンバーとの関係性などについて、話を聞いた。(全3回の2回目/続きを読む)
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「甘いものを食べない」と決めたら食べない
——糖尿病で、インシュリンを打っていたんですね。
HIRO 和歌山に帰ってから、2年ぐらいは打ってましたね。注射が嫌いなので、打ちたくないなって。それもダイエットを頑張ってた理由なんですよ。おかげで血糖値も下がって、いまは打たずに済んでいます。
——素晴らしいですね。
HIRO 結局は、やる気ですよね。「甘いものを食べない」と決めたら食べない。チマチマ食べる量を減らすくらいだったら、食べないようにする。
って、やる時はやるんですけど、健康になった途端にまた食べちゃう。それがあかんのですけど(笑)。太っても、また体重を落として健康になればまたええかなっていう。
うちのクロちゃんもダイエットしだしたらギュッとやりますよ。で、終わったらギュッと増えるんです。あの子と僕は同じです。そういうとこは似てるんですよね。
——インシュリン以外の薬は何か飲んでいるんですか。
HIRO 血圧が少し高いので、その薬は飲んでいます。昨日測ったら、上が130で、下が70。薬を飲んでその数値なので、薬を飲まない状態でもこの辺りの数値を維持できたらいいなって。
ほかのところは大丈夫そうです。胃袋は20代って言われました。胃袋はすごい元気なんですよ。だから困るんですけど。
——和歌山に移って、今年で9年目ですよね。
HIRO そうですね。僕、2017年に40歳で帰ってきてるんで。仕事は東京や大阪に住んでたほうがラクでしたけど、住むには人が多すぎるなっていう。あんまり人と触れ合うのが好きじゃないタイプなので。だから、東京に住んでたときは、ずっと和歌山に帰りたくて。
で、きっかけは病気になるけど、そのタイミングで和歌山に帰ったわけです。
——東京在住時は、人の多さのほかになにが大変でしたか。東京だと、なにかとお金が掛かるとも言っていましたが。
