——お父さんの食事も用意したり?

HIRO それぞれ勝手に買ってきて食べてます。親父は好き嫌いがメチャクチャ多いので。たまに親父に弁当を買って来るんですけど、野菜があると残してますね。

お弁当を食べるHIROさん

——東京在住時と和歌山にいる現在では、仕事の内容も変わりましたか? ラジオに出ていると話していましたが。

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HIRO 東京にいる頃は安田大サーカスの3人で仕事して、団長がしゃべるという形。和歌山に帰ってきたら、しゃべるのは僕だけという。だから、しゃべる技術はちょっと上がったかなと思います。番組で町の人とやりとりすることも増えたので、ええ経験になるし、それによってしゃべりのレベルも上がるし。

「喉に肉が付きすぎてて、しゃべるのが疲れるんです」

——安田大サーカスで出ているときは、無言がベースですよね。

HIRO しゃべらないです。ネタの時は、ほとんどしゃべらないですね。

——そうした立ち位置で長くやってきて、喋りの仕事が増えても苦ではなかった?

HIRO 最初は嫌でした。喉に肉が付きすぎてて、しゃべるのが疲れるんですよ。しゃべりが多いと、ものすごい筋肉痛になっちゃうんです。

 いまは前よりもメチャクチャ痩せてるので、そういう体に来る苦痛はなくなりましたけど。50メートル全力疾走するような勢いで疲れますからね。

 こっちに移ってからは、基本ひとりのお仕事なので。YouTubeでダラダラ話すことはありますけど、疲れることはないです。

——3人でずっとやってきただけに、ひとりで仕事することの寂しさみたいなものってありますか。

HIRO なんで、たまに3人で仕事すると楽しいですよね。芸能界で起きたいろいろなことも教えてくれるし。いらん話もしてくれるけど。3人、仲ええっちゃ仲いいんで。

——ギクシャクしたことはなかったですか。

HIRO あります。毎日顔を合わせてたら、どうしてもイヤなところも見えちゃうし。これぐらいの年齢になると、「ああ、あったあった。こんなんあった」と思えるので、ちょっとは大人になったんでしょうね。

 東京にいるころは、ほんまに3人ずっと一緒でしたからね。それはしゃべらなくもなりますよ。